特許・実用新案権とは?

 特許・実用新案権とは何か?
「知的財産権」のうちの「工業所有権」に含まれる一つです。
著作権とは違い工業所有権なので権利を登録しない事には権利は発生しません
具体的に特許権とは
  • 自然法則を利用した、新規性産業上有用な発明に対して最大 20 年間与えられる独占権
また実用新案権とは
  • 物品の形状・構造・組み合わせに関する考案(小発明)に対して最大 6 年間与えられる独占権
となってます。両権利共に目的は「発明を奨励、保護し産業の発達に寄与する事を目的」としています。
ただし実用新案権については「物品の形状・構造・組み合わせに関する考案」に限られる点で特許とは違います。
発明とは技術的な創作で技術水準が低いものに対しては保護対象とはなりません。あくまで創作が対象ですので科学的な発見等も保護対象にはなりません。
もちろんプログラムのアルゴリズム等は人為的な物であり自然法則の利用が無いのでこれも保護対象から外れます。 (※アホです。アルゴリズムに特許がないなんて書いてホンマに…)
 ここで特許について結構ややこしいのが職務発明についてです。
以前に日亜化学工業の研究員だった頃の中村修二氏が開発された青色発光ダイオードの発明に対して会社から 200 億円の支払いが判決がされました。
職務発明であっても現在の特許法ではそれを発明した社員に権利があります。(かなり昔の特許法では会社側にありましたが…)
ただし職務発明は以下のような特別な取り扱いがあります。
  1. 会社側は無償でその発明を使用する事が出来る
  2. 前もって契約や職務規程等によって会社側に特許権を自分のものにしたり発明した社員も含む誰も利用出来ないようにする事が出来る
  3. 上記の契約を結んだ社員は会社からはそれに見合った対価を支払い受ける権利がある
の様なものです。
簡単に説明すると 1 に関しては「発明出来る環境を用意したるからその発明はわしら(会社)は勝手に使うしな。」って感じです。
2,3 に関しては「発明によって得た権利はわしら(会社)のもんで他の誰にも使わせへんけどそれなりの報酬をやるわ。」って感じですな。
ようは発明が出来そうな職場ではちゃんと職務規程や契約時の内容はしっかり読んでおかないと後でアイタタタッって事になるようです。
以上が簡単にですが特許・実用新案権に関する説明です。ここの内容は「特許庁ホームページ」を参考にしています。もっと詳しい内容はそちらで確認して下さい。